昨晩、鉄橋下の潮の流れ込み付近でとんでもない大物を釣り上げたステテコ君の鼻息は大いに荒いわけですが。
しかし、本命のイカについては、かっつんがアオリイカ1杯、あじゃぶどんがスミイカ1杯、総勢4人がかりで3日かけてたったイカ2杯と惨敗であります。。
ヒラスズキ。3本釣り上げ、MAXサイズ2本をバラしたらしいっす。
最終日も島の北部へ。滞在中は北風が吹いて気温が低く、島の南側へ行けば風が弱まるかとも思ったのですが、釣り人の動向や堤防の墨跡を見ればやっぱり北側がよいと思われ。
われわれがエギ(イカ釣り用のエビ型の疑似餌)を海に投じてはシャクって巻き取り、という徒労を繰り返し、(ああもう、五島列島といってもイカは釣れないんだ、イカ釣りは引退したほうがいいのでは…)とすっかり弱気の虫に取りつかれたそのすぐ隣で、
地元の人らしき爺さんの竿がぎゅんぎゅん唸り始めたではありませんか!!!
ギャラリーが「でかい!でかい!」「うわあ~!」「わははは!」口々に叫ぶ中、爺さんが釣ったのは2.5kg~3.0kgクラスの超大物アオリイカだったのです!
まるで獣の内臓のように大きな臓器が透けた胴体の中でびくびく動いてるのを目の当たりにして心の底から興奮してしまいました。。
そのあとステテコ君がエギングで0.8kg級を1杯釣って、
あじゃぶどんが同じくエギングで大きめのスミイカ1杯をゲット、なんとか面目躍如。
最終日なので観光も、木造建築の教会としては白眉の水ノ浦教会を訪ねました。
キリスト教のイコンは萌えだと思う。
道端で、家が森に還るところを見たり、
名物のちゃんぽん、皿うどん、その他もろもろ食べたり、
おみやげ買ったり、
あとは帰るだけ。空港でレンタカーを返すまで2時間あったので、フェリー乗り場で時間をつぶすことにしました。
わたしとあじゃぶどんは疲れたのでダラダラ。だがステテコ君は、一度は収納した釣り竿をふたたび組み立てて釣りをおっぱじめましたw 上の写真は、ステテコ君の竿にピクリともアタリがないので退屈してそっぽ向いてるあじゃぶどんの図(笑)
そしたら。チャリンコで竿しょってやってきた地元のおじさんがいきなり1.5kg級のアオリイカをゲット。ステテコ君は口をあんぐりあけて呆然自失(笑)
イカってじつは悪食で獰猛な海のギャングなんだけど、このくらい巨大だと確かに触るのがこわいくらい強面だよね。
これでほんとうに五島列島イカ釣り行はおしまい。
4日目にわかったこと。それは、釣りってやっぱり理屈じゃなくて「郷に入りては郷に従え」じゃないけれど、地元で大物を釣ってる人はみんなアジを餌にヤエンという仕掛けで釣ってるということなんです。われわれみたいにエギング(疑似餌)だと釣れる確率が下がる、小物しか釣れない、っていう。
次回から、われわれの釣りは変わる! はず?
おまけ。首都圏上空の夜景を嫌というほど堪能中の図。
われわれを乗せたジェット機は着陸態勢で低空飛行に移ったあと、ふたたび高度と速度をあげて羽田空港から離脱した。機長が「滑走路に落下物があるため別の滑走路を準備中」と機内アナウンス。窓の向こう水平線上の暗闇に、われわれと同じように東京上空をぐるぐる旋回してる飛行機の灯りがいくつか見える。なにかの映画で見たようなシチュエーションだなぁ…うん、ちょっと怖かった(笑)
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