モンゴル仲間と呑む

かつて「モンゴルの草原をバイクで走りまわる5日間」というツアーがあって、これがなかなかワイルドで、参加者はまるで戦友のように深い絆でむすばれ、帰国後もやれバイクツーリングだ、キャンプだ、宴会だ、と折につけ遊んでおったげな。


そして気づけば、あのモンゴルでの出会いから20年が経っていた!というわけで。

新宿NSビル29Fの居酒屋「ごだいご」に、モンゴル仲間のうち首都圏に住んでいる4名が集合。あとのメンバーは関西や四国に住んでいるため今回は不参加。

本日のお題は「モンゴル仲間二十周年記念キャンプ開催について」であります。いわばツアー旅行の参加者が、仕事も年齢も住居もまちまちなのに20年の歳月を経てなお仲良く遊んでいるっていうのは珍しいのでは、と思います。首都圏と関西のメンバーが主なので、その中間地点あたりのキャンプ場で記念日を祝おう、という算段ですな。


話はもどりますが、当時のモンゴルは、首都のウランバートルの小さな小さな市街地のみがロシア風に造られていて、一歩その外に出れば家もない、道もない、360度、草の海しか見えない、ほんとうに本物の遊牧民がゲルと呼ばれる移動式テントで暮らす、チンギスハーンの時代とおそらく大差ない遊牧文明をほとんどそのまんま継承しているというまるで夢のような、タイムスリップしたかのごとく世界だった。


マサイ族が民族衣装を着てぴょんぴょん跳ねる映像や、世界中の古い民族文化の映像のほとんどは観光用の演出か特別な祭りであり、普段は日本のそこらのあんちゃんが着てるのと同じTシャツを着て暮らしてる、なんてことは今や子供でも知ってますが、モンゴルに残る遊牧文化は、ほんとの本物で、まさに文明がそっくりそのまま保存されていたのです。


われわれは1人1台ずつオフロードバイクをあてがわれ、テントや食料を積み込んだ軍用トラックとツアースタッフを従えて、それこそ道なき道を、草原を、砂漠を、湿地帯を、もうありとあらゆるシチュエーションを走りまわった。こぼれおちんばかりの満天の星空の下で焚火を見つめ、殺した羊の肉を食べ、アルヒや馬乳酒を飲み、野グソし、夢を語った。


ツアーなのにカルチャーショックが大きく、参加者の1人が手の親指の骨を折り、別の1人があまりのハードさに過呼吸症状を起こして救急搬送されるというおまけまでつくほどアドベンチャラスだったから、きっといまもこうして参加者同士で遊んでいるんだと思います。

ごだいごのおでん。

20周年記念キャンプに期待大です(*´з`)

かにの穴

カンクローです('◇')ゞ 初めてブログを書きます。どうでもいいおっさんの独り言ですが「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」よろしく身の丈でぼちぼち、通称「かにの穴」です。蟹大好き。うまいし。