立川談春独演会

いまもっともチケットが手に入りにくい落語家さんと言われています。


いやね、ドカ旦那がチケット余ってるっていうからね、ご相伴にあずかりやした、へい。

立川談春を生で観るのは初めてなのでワクワクします。まぁ落語を生で観ること自体が稀なんですが。


そうそうわたしの「持ちネタ」じゃありませんが話すとたいていの人が感心してくれる小話というのが2つあって、1つが「立川談志の落語を生で聴いたら感動で涙が出そうになった話」です。いやほんと(笑)


談志は晩年の独演会です。演目が「らくだ」と知って一瞬はずしたなと。ところがどっこい、すぐさま話芸に引き込まれ得も言われぬ感情がこみあげてきて涙が出そうに。まさか「らくだ」で感動するとは夢にも思わなかった。


否応なく噺の世界に引きずり込む磁力。客の気持ちをそらさない抗いがたい魔力。笑わせようなんてえケチな料簡をいっさい感じさせない凄味がある。早口でまくしたてるのに1回も噛まない。ぜんぜん噛まない。えー、あー、間投詞を吐くコンマ何秒のあいだにセリフを思い出す的なそぶりを微塵も見せない。


ここ大事だから2度言いますが(笑)、客に媚びないとか、噛まないとか、じつは凄いことで。噛んだり、間投詞が入ると、客はその一瞬だけ現実に引き戻されちゃうんですよね。せっかく噺の世界にトリップしてたのにその刹那に演者のリアルを認識しちゃう。


とまあ晩年のたった1回観たからって何様だ(笑) 1見て100語るのも大概にせいと。あのとき同行者の須藤さん(仮名)に「早口だって?なに言ってやんw若いころはあんなもんじゃなかったぜwww」かる~く、いなされたんですよ。須藤さん(仮名)カッコいい! なんだか感心しましたね。


板橋区立文化会館大ホール。気が急いて早く着席しすぎましたかね。

談春またチケットあたるといいなぁ。


ああ!立川流家紋(丸に左三蓋松)入り手ぬぐい買い忘れた!

かにの穴

カンクローです('◇')ゞ 初めてブログを書きます。どうでもいいおっさんの独り言ですが「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」よろしく身の丈でぼちぼち、通称「かにの穴」です。蟹大好き。うまいし。