草間彌生の個展「ALL ABOUT MY LOVE」を観るため長野県松本市へ。
N-boxで中央道をひた走り、ひた走り、ひた、、、
やっぱターボにしとけばよかった(泣)
草間彌生は松本市の種苗問屋の生まれだそうです。
10才のころのデッサンも展示されていて、とても子供の絵とは思えないほど達者です。それより、その絵は母親を描いたものなんですが、全体が細かいドット柄で隅々まで埋め尽くされているのです。
奇をてらったわけではなく、彼女は見たままを描いたにすぎない。なぜなら彼女の目に映る世界は〝ほんとうに〟網目をかぶっていたり水玉模様におおわれていたのだから。
はじめから草間彌生は天才で、独創的だったんですね。
ふと、ゴッホの絵が黄色いのは当時の精神病薬は飲むと副作用で物が黄色く見えるからだという話を思い出しました。いずれにせよ天才は強烈なオーラを放っている。
松本市美術館の敷地に足を踏み入れたとたん気分が華やいで高揚してくる。すでに草間彌生ワールド全開だ。
というか街に入ったら赤い水玉模様の市バスが走ってたり、街灯にドット柄の垂れ幕がずらっと垂れ下がってたり、駅にはオブジェが、、、生誕の地だけのことはある。
東京の個展を観そびれてホントによかったなと。来場者数が何十万人にもおよぶ美術館で芋洗い状態になりながら観るのとちがい、解放感があってとってもいい!
壁も階段も水玉模様。
宇宙、曼荼羅、細胞、微生物、夢、人、、、、なんだろう
こうした写真撮影可能な展示エリアを設ける最近の傾向は良いことだと思う。
あはは(笑)
松本市美術館から徒歩5分の蕎麦処「浅田」で十割ざるそば(1100円)をいただく。ワサビの他に、地元で少量生産している小さな丸い辛味ダイコンを薬味にするとおいしく食せる。
品質維持の観点から大盛りは出さない。物足りないときは二枚目を注文すればいい。
大正っぽい「浅田」の店内。
それから国宝松本城へ。
鉄砲に関する資料がたくさんあります。
天守閣に登りました。
つかれた(笑) でも、おもしろかった!
そうそう、城の東南に位置する上土町(あげつちまち)は、大正ロマン的な洋館や蔵が多く残された町で、うろうろしているといろんな発見が。
劇場ではコクーン歌舞伎を上演してましたね。
有名なパン屋とかケーキ屋などもあるみたいっす。
松本市下町会館。大正期のデザインってすばらしいよね。ただし老朽化のためファサードだけ残し躯体を作り直してここへ移築したそうな。
日本料理「ヒカリヤヒガシ」の外観です。元は120年前に建てられた名門商家「光家」だって。松本市はお城をはじめ古い建物がたくさん残ってていいなぁ。
次回はゆっくり滞在してみたい。
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