小学生のころボーイスカウトの夏季キャンプで伊豆大島へ行った。農家から買い取った活きのいいニワトリを〆て首をはね逆さづりに血抜きし、釜で沸かした熱湯につけ、丁寧に羽根をむしって、ナイフでさばき、焚火で料理しておいしく食べた。根性なしのわたしは騒ぐばかりでほとんど先輩がやってくれたのだけれど、兎にも角にも、生きるとは何かの命をいただくことと身をもって知ったのはよい経験だったと思う。
ひるがえって中学校の生物の時間にやらされたトノサマガエルの解剖はただ好奇心(学問)のためのもので食べる(生きる)ためのものじゃなかったから、ひどく残酷に感じられた。最悪だったのは、解剖したあと麻酔が切れたかカエルがあばれて手足に打った虫ピンが板から抜けゾンビ状態でジャンプ。床にベシャッと。。。いやまったくトラウマだ。
ああ、そんな話じゃなくてですね、ナイフを買ったんですよ。本日amazonで注文したら夕方にはもう届いてびっくり。せっかく釣りをはじめたんだし釣った魚はきっちりさばいて食べたい。そのためのナイフをね。
じつは、ワタクシすっかりおっさん化っていうか油っけが抜けちゃって、近年はキャンプにナイフじゃなくて家で使ってる万能包丁を持ってってるんですよ(笑)ムードもへったくれもないよねw ほんと、キャンプでナイフぐらい使おうよ自分!
海での使用に向いてそうで安くて良さげなやつ。で、スウェーデン製のモーラ・ナイフ「コンパニオン125(125周年記念モデル)をセレクト。2,592円なり。
一見、真鍮に見えるハンドル部分はじつはプラスチックに金ピカ塗装したもの(笑)しかしどうせ海で使うんだから、かえって錆びなくていい。
シース(鞘)も皮革ではなくプラなので腐食しない。納めるとき「ムニッ、ギュッ」と、しっかりハンドルが食い込むプラ特有の感触がしてチープだが安心感がある。
飛行機で釣り行するときは刃渡りが短いやつがいいかなと思ってもう一丁。同じくモーラ・ナイフの「エルドリス・ネック・ナイフ・キット」です。こちらは付属品が付いているためお値段は少し高めの 5,940円。
なんとファイアスターター付きなんです。マグネシウム製の丸棒が付属しており、ナイフの背で棒をこすって火をおこすことが可能なのだ。小さいが本格的サバイバルにも対応。
こんど試しに外で実験してみようっと。
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